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2018年8月13日月曜日

大量の画像はコマンドで自動トリミング

大量の画像をトリミング(任意の長方形範囲以外を削除)したいときに
いちいち画像編集アプリを起動して1ファイルずつ作業していては
手間がかかりすぎです。

Macの場合は、
ターミナルにコマンドを打ち込むだけで
あっという間に自動で処理を行うことができます。

以下に便利なコマンドの例をまとめました。
コマンドが使えないときは、コマンド名で検索して
必要に応じてインストールを行うなどして解決してください。


大量のpng画像をトリミングする

mogrify -crop [横px数]x[縦px数]+[左上の角の左座標]+[左上の角の上座標] *.png

[***]は、任意の数値で置き換える。
上書きされるので、ファイル群をフォルダーごとコピーし、
cdコマンドでファイル群のあるフォルダーに移動してから実行する。


画像を左右に2分割する

convert -crop 50%x100% in.png out.png

「in.png」を分割して「out1.png」と「out2.png」に分割する。
いったんcropを行った後のファイルの場合は、crunchアプリを通してから処理する(後述)。


基礎知識の確認

「convert」は単一ファイルを処理するためのコマンド、
「mogrify」は複数のファイルを一括処理するためのコマンドです。

【トラブル】crop処理したファイルだとうまく再cropできない

「-crop」オプションを使って書き出した画像(以下「cropした画像」等と表記)
に対して再度cropを行うと意図した結果が得られません。
座標がずれたり、出力後の大きさが定まらなかったりするのです。

どうやら、crop後の画像の内部情報が書き換わっていないのが原因のようです。

ひとまずの解決方法としては
crunch(pngを圧縮するコマンド・アプリ)で画像を変換することです。
内部情報が正常に書き換わるので、正常に再度cropできるようになります。

crunchはダウンロードページから「Crunch-Installer.dmg」をダウンロードして
アプリをインストールすれば、いちばん簡単に実行できます。

公開履歴

  • 2018/8/13:公開