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2015年10月20日火曜日

Illustratorの謎の機能[HSB/HSL]の正体は?【Illustrator CC2015/CC2015.1】

 Illustrator CC2015の新機能解説、今回は番外編をお届けします。

Illustrator CC2015/CC2015.1の[効果]メニューに見知らぬコマンドが!?

 IllustratorのバージョンCC2015/CC2015.1[効果]メニューを表示すると、過去のバージョンにはなかった[その他]→[HSB/HSL]という項目が表示されます。


「Photoshopに搭載されている効果(RGB/HSB/HSLの色空間を相互に変換する機能)がIllustratorにも搭載されたのかな?」と思い、適当な画像を選択してから[効果]→[その他]→[HSB/HSL]を選択してみるとなんと……!
 上記のエラーメッセージが冷たく表示されるだけで、な〜んの役にも立ちません。

 しかも、この[その他]→[HSB/HSL]はすべての環境で表示されるわけではなく、パソコンによっては表示されたり、表示されなかったりとまちまちなのです。

 いったい何なんだこの機能は!?
 もしかしたらうちのパソコンにだけ表示される幽霊機能なのでは!?
……と恐怖に怯えた僕は、Adobeの人におそるおそる真相を聞いてみました。

 答えは「本来は表示されてはいけない項目」……つまりバグとのことでした。
 [その他]→[HSB/HSL]が表示されていないのが本来あるべき姿……ということです。
 また、[その他]→[HSB/HSL]が表示されるのは64bit版のみで、32bit版では表示されないとのことです。

 うちだけの超常現象じゃないとわかって個人的にはとてもスッキリしました。
 この記事が、僕と同様の恐怖を味わっていた人の悩み解消につながれば幸いです^^



 下記のメニュー一覧の[効果]メニュータブも更新しましたのでお役立てください。



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  • 2015/10/20:公開。

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2015年7月8日水曜日

今までの10倍の64000%表示で細かな編集もラクラク【Illustrator CC2015新機能】

 Illustrator CC2015の新機能解説、今回は〈ズームツール〉等の新機能についてです。

最高表示倍率が今までの10倍にアップ

 以前のバージョンでは最高で6400倍までしか表示を拡大することができませんでした。CC2015からは最高で64000倍まで表示を拡大することができるようになり、細部まで描き込まれたイラストを制作する際に、より正確な編集が可能になりました。

 これは、たとえば3mmの米粒192mに膨らませて絵を描き、また3mmの大きさに戻せるようなもの。実物の米粒に絵を描くのは至難の業ですが、Illustratorならばさらに細かな絵もかんたんに描けるというわけです。






●ズームメニューの変更点




 次回もIllustratorの新機能についてお届けする予定です^^
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  • 2015/7/8:公開。

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2015年7月3日金曜日

シェイプ形成の範囲選択を自由な線で行う【Illustrator CC2015新機能】

 Illustrator CC2015の新機能解説、今回は〈シェイプ形成ツール〉の新機能についてです。


〈シェイプ形成ツールオプション〉ダイアログボックス




●〈選択範囲〉の使用例
 下図のようにパスを合体させる場合の操作の違いは以下の通りです。






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  • 2015/7/3:公開。

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2015年6月29日月曜日

ラバーバンドのオンとオフをツールごとに設定する【Illustrator CC2015新機能】



ラバーバンドの表示設定がツール別に可能に

 CC2015から、ラバーバンドを表示するかどうかを、〈ペンツール〉〈曲線ツール〉で個別に選択することができるようになりました。




 これにより「〈ペンツール〉の使用時はラバーバンドが邪魔だが、〈曲線ツール〉での描画時はラバーバンドで曲線の状態を逐一確認したい」という希望が叶うようになりました。
 次回もIllustratorの新機能についてお届けする予定です^^
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  • 2015/6/29:公開。

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2015年6月28日日曜日

〈鉛筆ツール〉の「自動パス閉じ」機能を自在にカスタマイズ【Illustrator CC2015新機能】

 Illustrator CC2015の新機能解説、今回は〈鉛筆ツール〉の新機能についてです。


〈鉛筆ツール〉で「自動パス閉じ」の無効設定と有効距離設定が可能に

 バージョンCC2015から、〈鉛筆ツールオプション〉ダイアログボックス〈両端が次の範囲内のときにパスを閉じる〉が追加されました。


●上の設定でパスを描画した例




 次回もIllustratorの新機能についてお届けする予定です^^
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  • 2015/6/28:公開。

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2015年6月26日金曜日

描画済みのオープンパスを〈曲線ツール〉で延長する(CC2015改良版)【Illustrator CC2015新機能】

 Illustrator CC2015の新機能解説、今回も〈曲線ツール〉の新機能についてです。

 描画済みのオープンパスを〈曲線ツール〉で延長すること自体はCC2014.1でもできましたが(こちらの記事を参照)、CC2015からは、始点から延長する手順がより簡単になりました。以下に、終点から延長する手順CC2014.1と同様の方法)と、始点から延長する手順CC2015からの新しい方法)をあわせて紹介します。

終点から延長する(CC2014.1以降)

 オープンパスを選択してから〈曲線ツール〉に切り替えれば、終点からパスの描画を続けられます。


始点から延長する(CC2015以降)

 オープンパス始点からパスを延長して描画したいときは、以前のバージョンでは、いったん〈ペンツール〉で始点をクリックする必要がありました。CC2015からは [esc]キーを押してから〈曲線ツール〉始点をクリックするだけで、始点からパスを延長できるようになりました。



 次回もIllustratorの新機能についてお届けする予定です^^
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  • 2015/6/26:公開。

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2015年6月24日水曜日

〈曲線ツール〉で既存のパスを吸収合併【Illustrator CC2015新機能】

 今回からIllustrator CC2015の新機能解説を開始します。CC2014の新機能もまだ少し解説していない部分がありますが、並行して更新していきますのでどうぞよろしくお願いします。

「記事は小分けにしたほうがリンクからたどりやすい」というご意見をいただきましたので、CC2015の新機能記事は、なるべくひとつの記事が少量になるようにお届けしたいと思います(様々なご意見をお待ちしています^^)。

 今回は〈曲線ツール〉の新機能についてです。


〈曲線ツール〉で描画中に既存のパスを取り込む

 以前のバージョンでは、〈曲線ツール〉描画中のパスすでに描画済みの別のパス(ここでは既存のパスと呼びます)を連結することはできませんでした。CC2015からは、〈曲線ツール〉描画中のパス既存のパスの端を連結し、連結した場所とは反対側の端から描画を続けられるようになりました。



 次回もIllustratorの新機能についてお届けする予定です^^
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  • 2015/6/24:公開。

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2015年6月17日水曜日

Illustrator CC2015 メニュー項目一覧(ひと口解説付き)




 Illustratorのメニュー項目一覧(Illustrator CC2015〜CC2015.1 対応版)を作成しました。
 「CC17.1」「CC2014」「CC2014.1」で機能アップした箇所にも[NEW]マークや[UP]マークを掲載してありますので、新機能チェックなどにお役立てください。



メニュー項目一覧の表示

※公開後1時間ほど、上記のリンクが誤っておりましたので修正しました。申し訳ありませんでした。

使いかた

  • 上部のタブをクリックすると、別のメニューに切り替えられます。
  • 「搭載Ver.」欄には、コマンドが最初に搭載されたバージョンを記載しています。空欄の項目はバージョン8以前からあったコマンドです。
  • 「機能UP」欄には、CC17.1〜CC2015で機能アップがあったかどうかを記載しています。「NEW」CC17.1〜CC2015で追加された新機能「UP」強化された機能です(「UP」はCC17.1〜CC2015のすべてで強化、バージョン名が併記されている場合はそのバージョンで強化)。
  • 「掲載先」欄は、書籍『Illustrator CC パーフェクトマスター』の何ページ目に機能の解説が掲載されているかを示しています(「章」「節」欄も同様)。CC17.1以降の新機能の場合は「クリックすると無料PDF記事の配布ページが開くリンク」等を掲載しています。
  • →『Illustrator CC パーフェクトマスター』の詳細はこちら

 細かな強化アップ項目の掲載漏れがあるかもしれません。判明次第追加していきますので、定期的にご来訪いただけると助かります^^


このページの更新履歴

  • 2015/8/25:[ツール]タブに〈CC Charts Tool〉(バージョンCC2015.1の機能)を追加。[編集]タブと[Illustrator CC]タブに[環境設定]→[テクノロジープレビュー]を追加。
  • 2015/7/8〜9:無料解説記事へのリンクがPDFになっていた箇所を、Webページが開くように変更。
  • 2015/7/8〜9:新機能記事の公開にあわせ、表内の〈ズームツール〉、〈プリント分割ツール〉、[表示]→[ズームイン]の無料解説記事へのリンクを追加・変更。
  • 2015/7/3:表内に〈シェイプ形成ツール〉の新機能の無料解説記事へのリンクを追加。
  • 2015/6/29:表内に「環境設定→選択範囲・アンカー表示」ページへのリンクを追加。
  • 2015/6/17:このページを公開。

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2015年6月16日火曜日

そもそもIllustrator「CC2015」「CC2015.1」とは何なのかという話

※この記事の内容は公開当時のものです。新しい情報は、最新バージョンにあわせてこの記事をリライトした記事をご覧ください。
※この記事は、過去記事の「そもそもIllustrator『CC2014.1』とは何なのかという話」を、新バージョンの「CC2015」にあわせてリライトしたものです。

▲Illustrator CC2015の起動時に表示される画面


 このブログをたまたま開いてくださった方の中には、「そもそもCC2015とは何なのか?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。そこで、Illustratorとバージョン表記についてかんたんにまとめました。


「Adobe Illustrator」とは?


 Illustratorはプロからアマチュアまで、世界で最も多くの人に利用されている「ドロー系画像編集ソフト」です。パスと呼ばれる線でイラストや図を描画し、劣化なしで自在に拡大、回転、装飾を行えるのが、ドローソフトならではの大きな魅力です。


「Adobe Illustrator CC 2015」とは?


 Illustratorは年々バージョンアップを繰り返し、その都度便利な新機能が追加されてきました。バージョン17からはブランド名がCS(Creative Suite)からCC(Creative Cloud)に変更され、インターネット経由でデータをダウンロードすればすぐに使えるアプリケーションとして生まれ変わりました。

 そのIllustratorの最新版が「Adobe Illustrator CC 2015」です。当サイトではこの最新版のことを略して「CC2015」と表記しています。
 「CC2015」や前バージョンの「CC2014.1」の表記は「ブランド名」「リリース年度」「バージョン番号の小数点第一位(ない場合は省略)」の3つを組み合わせた名称です(例えば「CC2014.1」はIllustratorのバージョン番号で表すと「バージョン18.1」になります。

 Illustratorの歴代バージョン(バージョン7以降)の一覧おもな新機能を以下の表にまとめました。

 ポイントは下記のとおりです。
  • 「CC17」および「CC17.1」は「Illustrator CC」、「CC2014」および「CC2014.1」は「Illustrator CC 2014」、「CC2015」は「Illustrator CC 2015」という名前の別のアプリケーションとして同時に起動できる(起動時に大きく表示される名称はどれも「Illustrator CC」)。
  • 「CC2014.1」という名称だけを見ると「2014年1月にリリースされたバージョンかな?」と思ってしまいがちだが、実際には「2014年10月にリリースされたバージョン」(2014年1月にリリースされたのは「CC17.1」)。
  • 単に「Illustrator CC」と呼ぶと、「バージョン17」のことなのか、「バージョン17以降のCCブランド全体」のことなのかがわかりづらいので注意が必要。


 CS6までのパッケージ販売時代は、バージョンアップの際に料金がかかることもあり、ユーザーによって異なるバージョンで作業が行われるのが普通でした。
 しかし、現在はIllustrator CCのユーザーならば誰でも常に最新バージョンを使えるようになり、最新機能の習得がいち早く求められる時代になりました。

 このブログがその一助になればうれしいです^^

この記事の更新履歴

  • 2015/8/25:表内と記事タイトルに最新バージョンの「CC2015.1」を追加。
  • 2015/6/24:公開。

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