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2017年2月17日金曜日

[表示]→[ピクセルにスナップ]メニューが独立【Illustrator CC2017新機能】

Illustrator CC2017に関する小ネタです。

CC2015.3の[表示]メニュー下部

Illustrator CC2015.3までは、
[表示]→[ピクセルプレビュー]にチェックが入っているときにのみ、
[表示]→[グリッドにスナップ]が
[表示]→[ピクセルにスナップ]に変化していました。



▲CC2017の[表示]メニュー下部
Illustrator CC2017では、
[表示]→[ピクセルにスナップ]が
[表示]→[グリッドにスナップ]から独立した単独項目になり、
[表示]→[ピクセルプレビュー]にチェックが入っていないときでも
ピクセルへのスナップのオンとオフを切り替えられるようになりました。


先日公開した「メニュー一覧」では
上記の変更点が反映されておりませんでしたので 該当箇所を修正しました。





この記事の更新履歴

  • 2017/2/17:公開。

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2017年2月2日木曜日

謎の機能[ウィンドウ]→[ラーニング]の正体は?【Illustrator CC2017】

Illustratorの新機能解説記事の更新がしばらく滞っていましたが、
Illustrator CC2015.2以降の未解説の新機能の記事を
これからもお届けできればと思っています。

その試運転として、今回はCC2017の謎の機能の話をひとつ。



Illustrator CC2017の[ウィンドウ]メニューに見知らぬコマンドが!?

IllustratorのバージョンCC2017[ウィンドウ]メニューを表示すると、過去のバージョンにはなかった[ラーニング]という項目が表示されます。



しかし、この[ラーニング]は、何をどうやってもグレーのままで
選択することすらできません。

当然、何の役にも立ちません。

いったい何なんだこの機能は!?
もしかしたらうちのパソコンにだけ表示される幽霊機能なのでは!?
……と恐怖に怯えた僕は、Adobeの人におそるおそる真相を聞いてみました。



答えは「現状日本語版では搭載されていない実験的なリンク」とのことでした。

英語版等では、選択すると
https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/tutorials.html
に該当するページが開くようになっているが、
日本語版では現段階では動作しない
……ということのようです。

実験的なリンクを灰色で表示させておく必要性はまるでないので、
つまりおそらく、
「英語版のIllustratorを日本語にローカライズする際に機能を付け忘れた」
ということでしょう。

疑問が解決してよかったことはよかったのですが、
以前にも同じようなことがあったような……。
(過去記事→Illustratorの謎の機能[HSB/HSL]の正体は?



次期アップデートの際に修正されるとは思いますが、
そもそも[ウィンドウ]メニュー内のこの周辺には、
各パネルを開くための項目が並んでいるので、
単に「ラーニングとサポート」ページを開くだけの項目ならば
この位置にあるのは場違いです。

[ヘルプ]メニューから選択できるようにしたほうが自然でしょう
ラーニングとサポートパネルが開くならば[ウィンドウ]メニュー内で
いいと思うのですが)。


ともかく、早急にアップデートされることに期待です^^



※ブログで公開前の記事をFacebookページに掲載しますのでそちらもどうぞ!


この記事の更新履歴

  • 2017/2/2:公開。

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2017年1月21日土曜日

新機能チェックに役立つ「Illustrator CC2017 メニュー項目一覧」



Illustratorのメニュー項目一覧(Illustrator CC2017 対応版)を作成しました。

前回の一覧表の公開は「CC2015.2」のリリース時でしたので、今回の一覧表では「CC2017の新機能・強化機能」の他、「CC2015.3の新機能・強化機能」「前回未掲載のCC2015.2の新機能・強化機能」もあわせて盛り込んであります。

新機能チェックなどにお役立てください。


メニュー項目一覧の表示

使いかた

  • 上部のタブをクリックすると、別のメニューに切り替えられます。
  • 各欄の説明は一番右の[※使い方]に記載してあります。
  • 「バージョンCC2015.2」以降の新機能には[NEW]マークがついています。
  • 「バージョンCC17.1」以降で機能アップした箇所には[UP]マーク(CC2015.2以降のUPは赤、それ以前のUPは紫)が付いています。
  • →『Illustrator CC2015+CC パーフェクトマスター』の詳細はこちら


細かな強化アップ項目の掲載漏れがあるかもしれません。判明次第追加していきますので、定期的にご来訪ください。
また、お気づきの点がありましたらコメントやSNS等でご一報お願いします^^


このページの更新履歴

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2017年1月18日水曜日

そもそもIllustrator「CC2017」とは何なのかという話

※この記事は、過去記事の「そもそもIllustrator『***』とは何なのかという話」を、新バージョンの「CC2017」にあわせてリライトし、最新情報を追加したものです。
↑Illustrator CC2017の起動時に表示される画面。
最近は「病気」「鬱」といった感じの絵が定番だったが
ようやく病気が快方に向かった様子

↑画面の左部分でリリース番号が確認できる

バージョン番号は、
[Illustrator](Winでは[ヘルプ])→[Illustratorについて...]
を選択すると表示できる(上図の左下)。


 このブログをたまたま開いてくださった方の中には、「そもそもCC2017とは何なのか?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。そこで、Illustratorとバージョン表記についてかんたんにまとめました。



「Adobe Illustrator」とは?

 Illustratorはプロからアマチュアまで、世界で最も多くの人に利用されている「ドロー系画像編集ソフト」です。パスと呼ばれる線でイラストや図を描画し、劣化なしで自在に拡大、回転、装飾を行えるのが、ドローソフトならではの大きな魅力です。



「Adobe Illustrator CC 2017」とは?

 Illustratorは年々バージョンアップを繰り返し、その都度便利な新機能が追加されてきました。バージョン17からはブランド名がCS(Creative Suite)からCC(Creative Cloud)に変更され、インターネット経由でデータをダウンロードすればすぐに使えるアプリケーションとして生まれ変わりました。


 そのIllustratorの最新版が「Adobe Illustrator CC 2017」です。当サイトではこの最新版のことを略して「CC2017」と表記しています。



歴代バージョンとおもな新機能は表で確認すればわかりやすい

 Illustratorの歴代バージョン(バージョン7以降)の一覧おもな新機能を以下の表にまとめました。





「CC 2015.3」からリリース番号とバージョン番号のルールがぐちゃぐちゃに

「CC2015.2」までは、
「CC2015.2」という表記は「ブランド名」「リリース年度」「バージョン番号の小数点第一位(ない場合は省略)」の3つを組み合わせた名称(「CC2015.2」はIllustratorのバージョン番号で表すと「バージョン19.2」
……という説明があてはまっていたのですが、CC2015.3では、リリース年度はそもそも「2016」年だし、バージョン番号は「20」となっていて、これまでのルールがまるであてはまらなくなってしまいました。

 おそらく、「本当はCC2016にしたかったが、大々的にメジャーアップデートを謳うほどの目玉機能を追加できなかったからCC2015.3という呼称にした」ということなのでしょうが、それならば内部バージョン番号も「20」ではなく「19.3」にしてくれたらスッキリしたのに……と思います。

↑Illustratorのバージョン番号はメニューから
[ヘルプ]→[システム情報...]を選択して表示することもできる


おさえておきたいポイントは?

  • 「CC17」と「CC17.1」は「Illustrator CC」、「CC2014」と「CC2014.1」は「Illustrator CC 2014」、「CC2015」と「CC2015.1」と「CC2015.2」は「Illustrator CC 2015」、「CC2015.3」は「Illustrator CC 2015.3」、「CC2017」は「Illustrator CC 2017」という名前の別のアプリケーションとして同時に起動できる(起動時に大きく表示される名称はどれも「Illustrator CC」)。


  • 「CC2015.3」という名称だけを見ると「2015年3月にリリースされたバージョンかな?」と思ってしまいがちだが、実際には「2016年6月にリリースされたバージョン」
  • 単に「バージョンCC」と呼ぶと、「バージョン17」のことなのか、「バージョン17以降のCCブランド全体」のことなのか、「CC2016.3等の特定のバージョン」を表しているのかがわかりづらいので注意が必要。


 CS6までのパッケージ販売時代は、バージョンアップの際に料金がかかることもあり、ユーザーによって異なるバージョンで作業が行われるのが普通でした。
 しかし、現在はIllustrator CCのユーザーならば誰でも常に最新バージョンを使えるようになり、最新機能の習得がいち早く求められる時代になりました。

 このブログがその一助になればうれしいです^^


【お知らせ】これらの新機能や従来の機能を徹底解説した書籍です

電子書籍『Illustrator CC2015+CC パーフェクトマスター』
は、
CC17.1〜CC2015の新機能を詳細に解説した『Illustrator CC2015 パーフェクトマスター』と、
CC17の全機能を詳細に解説した『Illustrator CC パーフェクトマスター』の2冊が一緒になったIllustrator解説書の決定版です。

1000ページ超のボリュームで全機能を解説した完全版。
コストパフォーマンスの高い書籍になっております。

CC2015.2以降の新機能は、当ブログの記事で補足解説を行う予定です^^

この記事の更新履歴

  • 2017/1/18:公開。

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