2014年3月28日金曜日

【Mac】美麗HiDPIモードを低解像度のディスプレイでも試す方法

 前回の記事(【Illustrator】もう元の生活には戻れない!? HiDPIモードでパネル類を高精細表示)で紹介したHiDPIモードは、高解像度のHiDPIディスプレイを購入しないと使えない……なんてことはありません。
 今回は、低解像度のMacでもHiDPIモードを使う手順を紹介します。この技で、IllustratorやInDesignの美しいHiDPIモードをぜひ試してみてください。

MacでHiDPIモードを有効にする方法

  1. Macのメニューバーの右端のほうに表示されている虫眼鏡マークをクリックして「Quartz Debug」という名前のアプリ(下図参照)を検索。見つかった場合はアプリを起動します。
    ▲「Quartz Debug」アプリのアイコン

  2. 見つからなかった場合は、以下の手順でダウンロードして起動します。
    1. 「Apple Developers」のダウンロードページを開きます(Apple IDでログインする必要があります)。
    2. 左上の検索ボックスに「Graphics Tools for Xcode」と入力して検索します。
    3. 右に表示された検索結果の中から、一番新しい「Graphics Tools for Xcode」をクリックし、右に表示されるアイコン付きのリンクをクリックして「.dmg」ファイルをダウンロードします。
    4. ダウンロードした「.dmg」ファイルをダブルクリックして開き、中のファイルをハードディスク内の任意のフォルダーにコピーします。
    5. Quartz Debug」という名前のファイルをダブルクリックして、アプリを起動します。
  3. Quartz Debug」のメニューバーから[Window]→[UI Resolution]を選択します(下図参照)。

  4. 〈Enable HiDPI display modes〉にチェックを入れます(下図参照)。

  5. Macを再起動します。
  6. システム環境設定」の「ディスプレイ」画面を開くと、〈解像度〉欄に「(HiDPI)」が付いた項目が表示されています。その項目を選択するとHiDPIモードに切り替わります。
【おまけ】Mac App Storeで無料でダウンロードできる「Display Menu」をインストールすると、メニューバーのアイコンをクリックして、解像度をいつでもすばやく変更できるようになります。
非HiDPIモード
メニューから、右に「HiDPI」と書かれた項目を選択するとHiDPIモードに切り替わる。

HiDPIモード
メニューバーのアイコンや、メニューの文字が大きく滑らかになっているのが確認できる(上の図では違いがわからないときは、右クリックして[画像を新しいタブで開く]を選択して大きく表示してみてください)。

2014年3月25日火曜日

【Illustrator】もう元の生活には戻れない!? HiDPIモードでパネル類を高精細表示

 Illustratorを高解像度のディスプレイで使うと、ツールパネル等のUIユーザーインターフェース)を大きく見やすく表示できます(ここではこの機能が有効になっている状態をHiDPIモードと呼びます)。

 HiDPIモードの表示例画像を用意したので、下記のリンクをそれぞれクリックして、違いを確認してみてください(1回のクリックで最大表示にならないときはもう1度クリック)。

 下記の画像をクリックして表示を拡大することもできますが、ブラウザーのウィンドウサイズによっては最大サイズで表示できないので、低解像度の画面で表示しているときは上のリンクから確認してください。

HiDPIモード(2倍の高精細)で表示したパネル
通常表示のパネル


 HiDPIモードは、MacではCS6 16.0.3以降、Windowsでは CC 17.1以降のIllustratorで利用できます。
 HiDPIモードに関する詳細は下記の記事をご覧ください。

 また、低解像度のMacでHiDPIモードを試す手順は下記の記事をご覧ください。

その他の関連記事

【Illustrator CC 17.1 新機能】その他の小ネタ新機能4連発


Illustrator CC17.1に追加された多数の新機能を紹介するシリーズの第12回です。

 今回は、下記の4つの細かな新機能を、PDFファイル(2ページ分)にまとめました。
 PDFファイルをぜひご一読ください^^
  • HiDPIディスプレイ機器への対応(Windowsのみ)
  • Windows 8 タブレット機器での筆圧感知への対応
  • 標準のショートカットキーで「配置」が可能に
  • 中心を基準にアートボードを操作可能に
HiDPIディスプレイでUIを高精細表示できるのは魅力的な機能ですが、低解像度のディスプレイでも大きく表示したい場合もありますし、環境設定画面でいつでも表示倍率を変更できるとより便利ですね。

 Illustrator CC17.1の新機能をPDFファイルで紹介してきた本連載も、今回で一段落です。
 明日以降もIllustrator CC17.1のバージョンアップに関連した補足記事をあと少しだけ掲載予定ですので、ぜひまたご来訪ください^^
 その後もIllustratorのTips記事を掲載予定です。

PDFの表示またはダウンロード


追記

HiDPIモード高精細なパネルを表示したときの画像を載せてほしい」というご要望をいただいたので、下記の記事に画像を掲載しました。ぜひご覧ください^^

 また、低解像度のMacでHiDPIモードを試す手順は下記の記事をご覧ください。

この記事の更新履歴

  • 2014/3/25:解説PDF v1を公開。
  • 2014/3/25:ブログ記事に「追記」を追加。
  • 2014/3/28:ブログ記事の「追記」内に「【Mac】美麗HiDPIモードを低解像度のディスプレイでも試す方法」記事へのリンクを追加。

→[付録1]ツール&メニューでわかる新機能一覧
→「Illustrator CC 17.1 新機能完全解説」の目次へ

2014年3月24日月曜日

【Illustrator CC 17.1 新機能】〈新機能〉ダイアログボックス



Illustrator CC17.1に追加された多数の新機能を紹介するシリーズの第11回です。

 今回は、これら新機能の解説ビデオを再生できる機能「〈新機能〉ダイアログボックス」について、画面付きでPDFファイル(2ページ分)にまとめました。
 メニューからいつでも呼び出せるので、機能の使い方に迷ったときに表示してチェックすると便利です。

 ビデオも役立ちますが、本ブログのPDF記事ならば機能の概要をひと目でさっと確認できます。
 PDFファイルもぜひご一読ください^^

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このPDFの更新履歴

  • 2014/3/24:v1を公開。

→[新機能12]その他の小ネタ新機能4連発
→「Illustrator CC 17.1 新機能完全解説」の目次へ

2014年3月19日水曜日

【Illustrator CC 17.1 新機能】設定の書き出しと読み込み


Illustrator CC17.1に追加された多数の新機能を紹介するシリーズもとうとう第10回。

 今回は「設定の書き出しと読み込み」について、画面付きでPDFファイル(2ページ分)にまとめました。
 複数のマシンの設定を統一したいときにいちいち手作業で設定を確認する手間をスパッと省ける、ぜひとも覚えておきたい機能です。

 PDFファイルをぜひご一読ください^^

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このPDFの更新履歴

  • 2014/3/19:v1を公開。

→[新機能11]〈新機能〉ダイアログボックス
→「Illustrator CC 17.1 新機能完全解説」の目次へ

2014年3月15日土曜日

【Illustrator CC 17.1 新機能】SVGの機能強化



Illustrator CC17.1に追加された多数の新機能を紹介するシリーズの第9回です。

 今回は「SVGの機能強化」について、画面付きでPDFファイル(2ページ分)にまとめました。

 Webブラウザーのウィンドウサイズに応じて、画像をぴったりのサイズにおさまるように表示できる「レスポンシブ方式」SVG画像を保存できるようになりました。

 この機能に関しては、文章で説明するよりも実際に試してみたほうが早いかもしれません。この下のサンプルファイルのリンクをクリックすれば、レスポンシブ方式有効にした場合と無効にした場合の表示状態をすぐにこの画面で確認できますので、ぜひクリックしてみてください。そして、ウィンドウサイズを自由に変更してみれば、2つの違いは一目瞭然だと思います。

 もちろん、PDFファイルもぜひご一読ください^^

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サンプルファイルの表示またはダウンロード


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  • 2014/3/15:v1を公開。

→[新機能10]設定の書き出しと読み込み
→「Illustrator CC 17.1 新機能完全解説」の目次へ

2014年3月12日水曜日

【Illustrator CC 17.1 新機能】各種ドラッグ操作の一発キャンセル



 Illustrator CC17.1に追加された多数の新機能を紹介するシリーズの第8回です。

 今回は「各種ドラッグ操作の一発キャンセル」機能について、画面付きでPDFファイル(3ページ分)にまとめました。

 さまざまな場面でのドラッグ操作中に[esc]キーを押すだけで、ドラッグ操作を取りやめて元の状態に戻れるようになったこの機能。
 派手さこそありませんが、「かゆいところに手が届く」小粒ながらも役立つ機能アップといえます。

 ぜひご一読ください^^

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  • 2014/3/12:v1を公開。

→[新機能9]SVGの機能強化
→「Illustrator CC 17.1 新機能完全解説」の目次へ

2014年3月7日金曜日

【Illustrator CC 17.1 新機能】スウォッチ/レイヤー/透明パネルの機能強化




Illustrator CC17.1に追加された多数の新機能を紹介するシリーズの第7回です。

 今回はスウォッチパネルレイヤーパネル透明パネル、の3つのパネルの機能強化について、画面付きでPDFファイルにまとめました。

 どれもちょっとした強化ですが、どんどん使い勝手がよくなるのは気持ちがいいものです。とくに〈塗り〉/〈線〉ボックスは使用頻度が高いので、スウォッチパネルに表示されるようになったのはうれしいですね。
 ぜひご一読ください^^

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  • 2014/3/7:v1を公開。
  • 2014/3/11:v2を公開。2ページ目に「レイヤーの展開状態の保存」の項を追加しました(合計で3ページに増えました)。

→[新機能8]各種ドラッグ操作の一発キャンセル
→「Illustrator CC 17.1 新機能完全解説」の目次へ

2014年3月5日水曜日

【Illustrator CC 17.1 新機能】遠近グリッドと遠近オブジェクトの連動



 Illustrator CC17.1に追加された多数の新機能を紹介するシリーズの第6回です。

 今回は「遠近グリッドと遠近オブジェクトの連動」について、画面付きでPDFファイルにまとめました。

 遠近グリッドを利用して描いた奥行きのあるオブジェクトの視点をグリグリと変えられるのはなかなかの快感です。
 サンプルファイルも用意しましたので、ぜひ堪能してみてください^^

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サンプルファイルのダウンロード


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  • 2014/3/5:v1を公開。

→[新機能7]スウォッチ/レイヤー/透明パネルの機能強化
→「Illustrator CC 17.1 新機能完全解説」の目次へ

2014年3月4日火曜日

Illustrator CC 17.1 新機能完全解説


目次

  1. ライブコーナー
  2. セグメントのタッチ変形
  3. 〈鉛筆ツール〉類の強化
  4. カスタムツールパネル
  5. Typekitフォントへの対応
  6. 遠近グリッドと遠近オブジェクトの連動
  7. スウォッチ/レイヤー/透明パネルの機能強化
  8. 各種ドラッグ操作の一発キャンセル
  9. SVGの機能強化
  10. 設定の書き出しと読み込み
  11. 〈新機能〉ダイアログボックス
  12. その他の小ネタ新機能4連発

ツール&メニューでわかる新機能一覧PDF
上の画像をクリックしてPDFを開き、
機能名をクリックすれば
各記事を開けます。


付録

  1. ツール&メニューでわかる新機能一覧
  2. ツール&メニュー項目一覧(ひと口解説付き) ←7/14に[表示]を追加

……今後はIllustrator CC2014に関する記事を公開予定です^^



このページの更新履歴

  • 2014/3/4:公開。
  • 2014/7/14:最終更新。

【Illustrator CC 17.1 新機能】Typekitフォントへの対応



 Illustrator CC17.1に追加された多数の新機能を紹介するシリーズの第5回です。

 今回は「Typekitフォント」の概要と、「Typekitフォント」をIllustratorで利用する際に行う手順を画面付きでPDFファイルにまとめました。

 Typekitフォントとは、Adobe Typekit(https://typekit.com/)で公開されているフォント群のことです。ソースコードを埋め込むだけで、さまざまな種類の美しいフォントをWebページ内で利用したり(無料プラン)、ダウンロードして印刷物に利用したり(有料プラン)することができます。
 Illustratorで利用する際には後者の有料プランとなるため、Typekitのプラン登録が必要となるのが悩ましいところ。年間49.99ドル(月あたり4ドル)という価格は、日本語のフォントがある程度揃っているならば決して高くはない価格だと思うのですが、現状では「Illustrator使いなら何が何でも契約必須!」とまでは言えない感じですね。

 ともあれPDFをぜひご一読ください^^

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このPDFの更新履歴

  • 2014/3/4:v1を公開。

→[新機能6]遠近グリッドと遠近オブジェクトの連動
→「Illustrator CC 17.1 新機能完全解説」の目次へ