このブログをたまたま開いてくださった方の中には、
「そもそもCC2018とは何なのか?」「22.1って?」
と疑問に思っている方もいるかもしれません。
そこで、Illustratorとバージョン表記についてかんたんにまとめました。
「そもそもCC2018とは何なのか?」「22.1って?」
と疑問に思っている方もいるかもしれません。
そこで、Illustratorとバージョン表記についてかんたんにまとめました。
Illustratorのバージョンの確認方法
上の図は、Illustratorの「CC2018(22.0)」や「22.1」を起動したときに表示される画面です。
今までのバージョンとは異なり、上図の起動画面では
Illustratorのリリース番号やバージョン番号が確認できません。
(→参考記事:Illustrator CC 2018リリース! バージョンがわかりにくい謎仕様)
Illustratorのバージョン番号は、
[Illustrator](Winでは[ヘルプ])→[Illustratorについて...]
を選択すると表示できます(下図)。
▲バージョン22.1の場合は 上図の表示が「22.1」になる |
CC2017.xまでは、上の画面で「2017.1」等のリリース番号(後述)も確認できた
のですが、CC2018(22.0)」「22.1では表示されません。
リリース番号を確認するには、Dock(Winではタスクバー)のIllustratorのアイコンに
ポインターをあわせます(下図)。
▲バージョン22.1の場合でも上図の表示になる (「CC 2018.1」にはならない) |
「Adobe Illustrator」とは?
Illustratorはプロからアマチュアまで、世界で最も多くの人に利用されている
「ドロー系画像編集ソフト」です。
パスと呼ばれる線でイラストや図を描画し、
劣化なしで自在に拡大、回転、装飾を行えるのが、
ドローソフトならではの大きな魅力です。
「ドロー系画像編集ソフト」です。
パスと呼ばれる線でイラストや図を描画し、
劣化なしで自在に拡大、回転、装飾を行えるのが、
ドローソフトならではの大きな魅力です。
歴代バージョンとおもな新機能は表で確認すればわかりやすい
Illustratorは年々バージョンアップを繰り返し、
そのつど便利な新機能が追加されてきました。
Illustratorの歴代バージョン(バージョン7以降)の一覧とおもな新機能を
以下の表にまとめました。
そのつど便利な新機能が追加されてきました。
Illustratorの歴代バージョン(バージョン7以降)の一覧とおもな新機能を
以下の表にまとめました。
Adobe Illustrator 「CS」「CC」とは?
バージョン17.0からはブランド名が
CS(Creative Suite)から
CC(Creative Cloud)に変更され、
インターネット経由でデータをダウンロードすれば
すぐに使えるアプリとして生まれ変わりました。
CS(Creative Suite)から
CC(Creative Cloud)に変更され、
インターネット経由でデータをダウンロードすれば
すぐに使えるアプリとして生まれ変わりました。
バージョンアップの「メジャー」と「マイナー」とは?
バージョンアップには「メジャーバージョンアップ」(整数値が上がった場合)
と
「マイナーバージョンアップ」(小数点以下が上がった場合)
の2種類があります。
メジャーバージョンアップは「多数の新機能が追加」「大きな変更」、
マイナーバージョンアップは「少しだけ新機能が追加」「小さな変更」という印象です。
Adobe Illustrator 「CC 2018」「22.1」とは?
Illustratorの最新メジャーバージョンが「CC2018(22.0)」、それが少しだけ修正された最新マイナーバージョンが「22.1」です。
「22.1」は、これまでのルールに従うならば「CC2018.1」と呼ぶべきですが
公式ページでは「22.1」と呼ばれているようなので、
このサイトでも「22.1」と表記することにします。
それにともない、分かりやすくするために
「CC2018」も今後はなるべく「CC2018(22.0)」という表記で記載します。
「CC2015.3」だけがリリース番号とバージョン番号の付き方が特殊なので注意
「CC2017.1」等と表される番号をリリース番号と呼びます。
リリース番号は
ただし、「CC2015.3」のアップデート時のみ、
バージョン番号がひとつ上がって「20」になっているので注意が必要です。
リリース番号は
「ブランド名(「CC」)」で、「CC2017.1」はIllustratorのバージョン番号で表すと「21.1」です。
「リリースされた年(またはその前年または翌年)」
「バージョン番号の小数点第一位(ない場合は省略)」
の3つを組み合わせた名称
ただし、「CC2015.3」のアップデート時のみ、
バージョン番号がひとつ上がって「20」になっているので注意が必要です。
おそらく、
「本当はCC2016にしたかったが、大々的にメジャーアップデートを
謳うほどの目玉機能を追加できなかったからCC2015.3という呼称にした」
ということなのでしょうが、それならば内部バージョン番号も
「20」ではなく「19.3」にしてくれたらスッキリしたのに……と思います。
「本当はCC2016にしたかったが、大々的にメジャーアップデートを
謳うほどの目玉機能を追加できなかったからCC2015.3という呼称にした」
ということなのでしょうが、それならば内部バージョン番号も
「20」ではなく「19.3」にしてくれたらスッキリしたのに……と思います。
いろいろなバージョンのIllustratorを同時に起動できる
異なるバージョンのIllustratorを、複数同時に起動することができます。下表で「アプリの起動ファイルの名称」が異なれば、
別のアプリとして同時起動できます。
おさえておきたいその他のポイントは?
- 「CC2015.3」等の表記は、
「リリース年」と「リリース月」を表しているわけではないので注意。
「CC2015.3」は「2015年3月にリリースされたバージョンかな?」と
思ってしまいがちだが、実際には「2016年6月にリリースされたバージョン」。 - 単に「バージョンCC」と呼ぶと、「バージョン17」のことなのか、
「バージョン17以降のCCブランド全体」のことなのかがわかりづらいので注意
(このサイトでは「バージョン17」のことは「CC17」と表記しています)。
CS6までのパッケージ販売時代は、バージョンアップの際に料金がかかることもあり、
ユーザーによって異なるバージョンで作業が行われるのが普通でした。
しかし、現在はIllustrator CCのユーザーならば誰でも常に最新バージョンを使える
ようになり、最新機能の習得がいち早く求められる時代になりました。
このブログがその一助になればうれしいです^^
【お知らせ】これらの新機能や従来の機能を徹底解説した書籍です
書籍
『Illustrator パーフェクトマスター
[基本&実践リファレンス]』
は、
Illustrator解説書の決定版です。
どの機能がどのバージョンで追加されたかが
一覧表でまとめられており、
CC2015.2以降の新機能にはNEWマークが
同様に強化された機能にはUPマークが付いているので
知らなかった機能がどれなのかが一目瞭然です。
ぜひお手元に1冊どうぞ^^
『Illustrator パーフェクトマスター
[基本&実践リファレンス]』
は、
Illustrator解説書の決定版です。
どの機能がどのバージョンで追加されたかが
一覧表でまとめられており、
CC2015.2以降の新機能にはNEWマークが
同様に強化された機能にはUPマークが付いているので
知らなかった機能がどれなのかが一目瞭然です。
ぜひお手元に1冊どうぞ^^
この記事の更新履歴
- 2018/3/27:公開。