前回の記事(
【Illustrator】もう元の生活には戻れない!? HiDPIモードでパネル類を高精細表示)で紹介した
HiDPIモードは、高解像度のHiDPIディスプレイを購入しないと使えない……なんてことはありません。
今回は、
低解像度のMacでもHiDPIモードを使う手順を紹介します。この技で、IllustratorやInDesignの
美しいHiDPIモードをぜひ試してみてください。
MacでHiDPIモードを有効にする方法
- Macのメニューバーの右端のほうに表示されている虫眼鏡マークをクリックして「Quartz Debug」という名前のアプリ(下図参照)を検索。見つかった場合はアプリを起動します。
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▲「Quartz Debug」アプリのアイコン |
- 見つからなかった場合は、以下の手順でダウンロードして起動します。
- 「Apple Developers」のダウンロードページを開きます(Apple IDでログインする必要があります)。
- 左上の検索ボックスに「Graphics Tools for Xcode」と入力して検索します。
- 右に表示された検索結果の中から、一番新しい「Graphics Tools for Xcode」をクリックし、右に表示されるアイコン付きのリンクをクリックして「.dmg」ファイルをダウンロードします。
- ダウンロードした「.dmg」ファイルをダブルクリックして開き、中のファイルをハードディスク内の任意のフォルダーにコピーします。
- 「Quartz Debug」という名前のファイルをダブルクリックして、アプリを起動します。
- 「Quartz Debug」のメニューバーから[Window]→[UI Resolution]を選択します(下図参照)。
- 〈Enable HiDPI display modes〉にチェックを入れます(下図参照)。
- Macを再起動します。
- 「システム環境設定」の「ディスプレイ」画面を開くと、〈解像度〉欄に「(HiDPI)」が付いた項目が表示されています。その項目を選択するとHiDPIモードに切り替わります。
【おまけ】Mac App Storeで無料でダウンロードできる「
Display Menu」をインストールすると、メニューバーのアイコンをクリックして、解像度をいつでもすばやく変更できるようになります。
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▲非HiDPIモード:
メニューから、右に「HiDPI」と書かれた項目を選択するとHiDPIモードに切り替わる。 |
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▲HiDPIモード:
メニューバーのアイコンや、メニューの文字が大きく滑らかになっているのが確認できる(上の図では違いがわからないときは、右クリックして[画像を新しいタブで開く]を選択して大きく表示してみてください)。 |