2015年6月29日月曜日

ラバーバンドのオンとオフをツールごとに設定する【Illustrator CC2015新機能】



ラバーバンドの表示設定がツール別に可能に

 CC2015から、ラバーバンドを表示するかどうかを、〈ペンツール〉〈曲線ツール〉で個別に選択することができるようになりました。




 これにより「〈ペンツール〉の使用時はラバーバンドが邪魔だが、〈曲線ツール〉での描画時はラバーバンドで曲線の状態を逐一確認したい」という希望が叶うようになりました。
 次回もIllustratorの新機能についてお届けする予定です^^
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  • 2015/6/29:公開。

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2015年6月28日日曜日

〈鉛筆ツール〉の「自動パス閉じ」機能を自在にカスタマイズ【Illustrator CC2015新機能】

 Illustrator CC2015の新機能解説、今回は〈鉛筆ツール〉の新機能についてです。


〈鉛筆ツール〉で「自動パス閉じ」の無効設定と有効距離設定が可能に

 バージョンCC2015から、〈鉛筆ツールオプション〉ダイアログボックス〈両端が次の範囲内のときにパスを閉じる〉が追加されました。


●上の設定でパスを描画した例




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  • 2015/6/28:公開。

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2015年6月26日金曜日

描画済みのオープンパスを〈曲線ツール〉で延長する(CC2015改良版)【Illustrator CC2015新機能】

 Illustrator CC2015の新機能解説、今回も〈曲線ツール〉の新機能についてです。

 描画済みのオープンパスを〈曲線ツール〉で延長すること自体はCC2014.1でもできましたが(こちらの記事を参照)、CC2015からは、始点から延長する手順がより簡単になりました。以下に、終点から延長する手順CC2014.1と同様の方法)と、始点から延長する手順CC2015からの新しい方法)をあわせて紹介します。

終点から延長する(CC2014.1以降)

 オープンパスを選択してから〈曲線ツール〉に切り替えれば、終点からパスの描画を続けられます。


始点から延長する(CC2015以降)

 オープンパス始点からパスを延長して描画したいときは、以前のバージョンでは、いったん〈ペンツール〉で始点をクリックする必要がありました。CC2015からは [esc]キーを押してから〈曲線ツール〉始点をクリックするだけで、始点からパスを延長できるようになりました。



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  • 2015/6/26:公開。

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2015年6月24日水曜日

〈曲線ツール〉で既存のパスを吸収合併【Illustrator CC2015新機能】

 今回からIllustrator CC2015の新機能解説を開始します。CC2014の新機能もまだ少し解説していない部分がありますが、並行して更新していきますのでどうぞよろしくお願いします。

「記事は小分けにしたほうがリンクからたどりやすい」というご意見をいただきましたので、CC2015の新機能記事は、なるべくひとつの記事が少量になるようにお届けしたいと思います(様々なご意見をお待ちしています^^)。

 今回は〈曲線ツール〉の新機能についてです。


〈曲線ツール〉で描画中に既存のパスを取り込む

 以前のバージョンでは、〈曲線ツール〉描画中のパスすでに描画済みの別のパス(ここでは既存のパスと呼びます)を連結することはできませんでした。CC2015からは、〈曲線ツール〉描画中のパス既存のパスの端を連結し、連結した場所とは反対側の端から描画を続けられるようになりました。



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  • 2015/6/24:公開。

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2015年6月17日水曜日

Illustrator CC2015 メニュー項目一覧(ひと口解説付き)




 Illustratorのメニュー項目一覧(Illustrator CC2015〜CC2015.1 対応版)を作成しました。
 「CC17.1」「CC2014」「CC2014.1」で機能アップした箇所にも[NEW]マークや[UP]マークを掲載してありますので、新機能チェックなどにお役立てください。



メニュー項目一覧の表示

※公開後1時間ほど、上記のリンクが誤っておりましたので修正しました。申し訳ありませんでした。

使いかた

  • 上部のタブをクリックすると、別のメニューに切り替えられます。
  • 「搭載Ver.」欄には、コマンドが最初に搭載されたバージョンを記載しています。空欄の項目はバージョン8以前からあったコマンドです。
  • 「機能UP」欄には、CC17.1〜CC2015で機能アップがあったかどうかを記載しています。「NEW」CC17.1〜CC2015で追加された新機能「UP」強化された機能です(「UP」はCC17.1〜CC2015のすべてで強化、バージョン名が併記されている場合はそのバージョンで強化)。
  • 「掲載先」欄は、書籍『Illustrator CC パーフェクトマスター』の何ページ目に機能の解説が掲載されているかを示しています(「章」「節」欄も同様)。CC17.1以降の新機能の場合は「クリックすると無料PDF記事の配布ページが開くリンク」等を掲載しています。
  • →『Illustrator CC パーフェクトマスター』の詳細はこちら

 細かな強化アップ項目の掲載漏れがあるかもしれません。判明次第追加していきますので、定期的にご来訪いただけると助かります^^


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  • 2015/8/25:[ツール]タブに〈CC Charts Tool〉(バージョンCC2015.1の機能)を追加。[編集]タブと[Illustrator CC]タブに[環境設定]→[テクノロジープレビュー]を追加。
  • 2015/7/8〜9:無料解説記事へのリンクがPDFになっていた箇所を、Webページが開くように変更。
  • 2015/7/8〜9:新機能記事の公開にあわせ、表内の〈ズームツール〉、〈プリント分割ツール〉、[表示]→[ズームイン]の無料解説記事へのリンクを追加・変更。
  • 2015/7/3:表内に〈シェイプ形成ツール〉の新機能の無料解説記事へのリンクを追加。
  • 2015/6/29:表内に「環境設定→選択範囲・アンカー表示」ページへのリンクを追加。
  • 2015/6/17:このページを公開。

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2015年6月16日火曜日

そもそもIllustrator「CC2015」「CC2015.1」とは何なのかという話

※この記事の内容は公開当時のものです。新しい情報は、最新バージョンにあわせてこの記事をリライトした記事をご覧ください。
※この記事は、過去記事の「そもそもIllustrator『CC2014.1』とは何なのかという話」を、新バージョンの「CC2015」にあわせてリライトしたものです。

▲Illustrator CC2015の起動時に表示される画面


 このブログをたまたま開いてくださった方の中には、「そもそもCC2015とは何なのか?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。そこで、Illustratorとバージョン表記についてかんたんにまとめました。


「Adobe Illustrator」とは?


 Illustratorはプロからアマチュアまで、世界で最も多くの人に利用されている「ドロー系画像編集ソフト」です。パスと呼ばれる線でイラストや図を描画し、劣化なしで自在に拡大、回転、装飾を行えるのが、ドローソフトならではの大きな魅力です。


「Adobe Illustrator CC 2015」とは?


 Illustratorは年々バージョンアップを繰り返し、その都度便利な新機能が追加されてきました。バージョン17からはブランド名がCS(Creative Suite)からCC(Creative Cloud)に変更され、インターネット経由でデータをダウンロードすればすぐに使えるアプリケーションとして生まれ変わりました。

 そのIllustratorの最新版が「Adobe Illustrator CC 2015」です。当サイトではこの最新版のことを略して「CC2015」と表記しています。
 「CC2015」や前バージョンの「CC2014.1」の表記は「ブランド名」「リリース年度」「バージョン番号の小数点第一位(ない場合は省略)」の3つを組み合わせた名称です(例えば「CC2014.1」はIllustratorのバージョン番号で表すと「バージョン18.1」になります。

 Illustratorの歴代バージョン(バージョン7以降)の一覧おもな新機能を以下の表にまとめました。

 ポイントは下記のとおりです。
  • 「CC17」および「CC17.1」は「Illustrator CC」、「CC2014」および「CC2014.1」は「Illustrator CC 2014」、「CC2015」は「Illustrator CC 2015」という名前の別のアプリケーションとして同時に起動できる(起動時に大きく表示される名称はどれも「Illustrator CC」)。
  • 「CC2014.1」という名称だけを見ると「2014年1月にリリースされたバージョンかな?」と思ってしまいがちだが、実際には「2014年10月にリリースされたバージョン」(2014年1月にリリースされたのは「CC17.1」)。
  • 単に「Illustrator CC」と呼ぶと、「バージョン17」のことなのか、「バージョン17以降のCCブランド全体」のことなのかがわかりづらいので注意が必要。


 CS6までのパッケージ販売時代は、バージョンアップの際に料金がかかることもあり、ユーザーによって異なるバージョンで作業が行われるのが普通でした。
 しかし、現在はIllustrator CCのユーザーならば誰でも常に最新バージョンを使えるようになり、最新機能の習得がいち早く求められる時代になりました。

 このブログがその一助になればうれしいです^^

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  • 2015/8/25:表内と記事タイトルに最新バージョンの「CC2015.1」を追加。
  • 2015/6/24:公開。

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2015年6月13日土曜日

ハンドルがスナップ対象外になって編集が快適に【Illustrator CC2014新機能】

 Illustrator CC2014の新機能解説、今回はスナップ機能の新機能についてです。


CC2014からハンドルが吸着しないように

 スナップ機能は、オブジェクト等をドラッグした際に、グリッド等に吸い寄せられてくっつくようになる機能です。
 バージョンCC2014から、[グリッドにスナップ](または[ピクセルにスナップ])が有効になっている場合でも、セグメントのハンドルを操作した際にグリッド(またはピクセル)に吸着しないようになりました。ハンドルをどこにでも自由に動かせるので、緻密な作図がしやすくなりました。




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  • 2015/6/13:公開。

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2015年6月10日水曜日

コントロールパネルに[シェイプ]と[ライブコーナー]が追加【Illustrator CC2014/CC17.1 新機能】

 Illustrator CC2014の新機能解説、今回はコントロールパネルの新機能についてです。CC17.1の新機能も未解説だったので、あわせて紹介します。


コントロールパネルの表示項目が増加

 コントロールパネルパネルメニューで選択できる表示項目に、CC17.1からは[ライブコーナー]が、CC2014からは[シェイプ]が追加されました。



[シェイプ] ※CC2014で追加



  • コントロールパネル[シェイプ]の項目を表示するには、〈選択ツール〉〈長方形ツール〉〈角丸長方形ツール〉が選択されている必要があります。〈ダイレクト選択ツール〉〈グループ選択ツール〉などのその他のツールが選択されているときは上図の項目は表示されません。


[ライブコーナー] ※CC17.1で追加



  • コントロールパネル[ライブコーナー]の項目を表示するには、〈ダイレクト選択ツール〉が選択されている必要があります。その他のツールが選択されているときは上図の項目は表示されません。



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  • 2015/6/10:公開。

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2015年6月4日木曜日

「ライブシェイプ長方形」と「通常のパス」を相互に変換する【Illustrator CC2014 新機能】

 Illustrator CC2014の新機能解説、今回は新しく追加された[オブジェクト]→[シェイプ]メニューについて解説します。


[オブジェクト]→[シェイプ]でライブシェイプ長方形を変換する

 バージョンCC2014からライブシェイプ長方形機能が追加され、長方形の幅、高さ、角度、角の形状などを、数値指定等でいつでも再編集できるようになりました(→こちらの記事を参照)。
[オブジェクト]メニューに新たに追加された[シェイプ]のサブメニューを選択すると、選択中の長方形(または角丸長方形などの図形)を、通常のパスに変換したり、ライブシェイプ長方形に戻したりすることができます。


  • 上の図1のように、[シェイプ]内のコマンドが両方とも実行可能な状態にするには、ライブシェイプ長方形通常のパスの両方が選択された状態にします。その後でどちらかのコマンドを実行すると、複数のオブジェクトの属性がまとめて変換されます。



【コラム】変換の状態がわかりにくいときはバウンディングボックスを表示する

 [表示]→[バウンディングボックスを隠す]を選択してバウンディングボックスを非表示にしているときは、ライブシェイプ長方形通常のパスの見た目は変わりません。




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  • 2015/6/4:公開。

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2015年6月3日水曜日

より洗練されたSVG機能の強化ポイントを確認する【Illustrator CC2014 新機能】

 Illustrator CC2014の新機能解説、今回はSVG保存機能の強化ポイントをお届けします。


SVG機能のバージョンCC2014での変更点

  • バージョンCC2014から、SVG形式で保存を行う際により簡潔なSVGコードが記述されるようになたっため、SVGファイルのサイズもより小さくなりました。
  • 〈SVGオプション〉ダイアログボックスにて、〈パス上テキストにエレメントを使用〉が初期状態でチェックされるようになりました(図aを参照。設定を意識しなかった場合でも、より簡潔なSVGコードで保存できるようになりました)。
  • 〈SVGオプション〉ダイアログボックスにて、2つの設定項目が姿を消しました(図bを参照)。

〈SVGオプション〉ダイアログボックス

 〈SVGオプション〉ダイアログボックスは、[ファイル]メニューから[保存...]または[別名で保存...]を選択して、ファイル形式で[SVG]または[SVG圧縮]を選択すると表示されます。




【参考】「エレメント」オプションの動作を確認する




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  • 2015/6/3:公開。

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2015年6月1日月曜日

2015年7月のカレンダーPDF


「色々と書き込めるシンプルカレンダーPDF」の7月版を作ったので公開します。
 印刷してそのまま使うもよし、改造するもよし。ご自由にお使いください。
 [ファイル]→[配置...]で、適当なイラストをして飾ってみるとオリジナルのカレンダーになって楽しいですよ^^

 個人的に夏が好きなので、夏休みが始まる7月のカレンダーは見ているだけでワクワクします。去年は海に行けなかったので、今年こそは泳ぎに行きたいなぁ!

PDFのダウンロード



カレンダーの作成・改造手順


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  • 2015/6/1:公開。