2017年2月1日水曜日

Adobe Stockの無料キャンペーンで2万円請求されるトラブル【アドビ】

先日の
という記事を投稿した日に、Adobe Stock に関する似たようなトラブルが話題になっていたので紹介します。



くわしくは下記のリンク先をご覧ください。





これもまた、なんとか料金を徴収したいという手口だと思います。
問題を重く見たAdobeは公式にアナウンスを出しました。





割安キャンペーントラブルに関してはまだ公式なアナウンスはないようなので
そちらも公式アナウンスをしたうえで、きちんと改善してほしいものです。

くれぐれもご注意ください。


この記事の更新履歴

  • 2017/2/1:公開。「Adobeのサービス「Adobe stock」初月の無料期間中に解約しようとすると違約金2万円請求されるケースが多発」のリンク先URLが誤っておりましたので修正しました。

2017年1月30日月曜日

Adobeの『割安キャンペーン詐欺』で実際に出てくる画面【アドビ】

先日、掲載した記事、
の続報です。

キャンペーン契約中に解約操作をした際に、
実際に表示される画面を入手したので紹介します。

赤い囲みはこちらで追加しました。

その赤く囲まれた部分の内容を確認すると、
「現在の価格」のままで「あと12か月間」使えることが分かりますが、
その上の[同意して更新]ボタンをクリックしても
金額の明細などは表示されないという
非常に分かりにくい作りになっているとのことです。

現在は修正済みなのかどうかは不明です。
くれぐれもご注意ください。



2017年1月27日金曜日

Adobeの『割安キャンペーン詐欺』に注意! (追記あり)【アドビ】

ちょっと見過ごせないトラブル事例があったので、取り急ぎご報告します。

A氏が体験した『割安キャンペーン』トラブル


デザイナーのA氏は、Adobe Illustrator CC
「ひと月あたり1058円で利用できる1年間契約」
という格安キャンペーン価格契約で利用していました。

昨年2016年の7月に、その契約も終わりの月になり、
次の月からは
「ひと月あたり2354円の1年間契約」
になってしまうということで、A氏は
「しばらくIllustrator CCを使う予定もないし、
 いったん解約して、また次に使う際に再契約しよう」
と思い、WebブラウザーでAdobe Cloudの管理画面を開き、
解約手続きをとろうとしました。

ところが。
解約操作を行ったところ、画面には
「解約せずに、このまま継続すれば
 今までと同じ料金で、あと1年間利用可能。
 しかも60日間料金無料」
という旨のメッセージが表示されたのです。

今までと同じ「月あたり1058円」「2か月間無料」ということなので
来年の7月までトータルで「1万580円」で使えるという
Adobeからの太っ腹の提案です。

「それならば、しばらく使わない期間があったとしても
 継続しておいてもいいんじゃないかな」
そう判断したA氏は、解約手続きをとりやめ、
契約を継続することにしました。


それから半年
Adobe Cloudの管理画面にログインし、
支払明細を確認したA氏は驚きます。

あれれ!?
8月と9月の料金はちゃんと0円になっている。
でも、10月からは割引前の「2354円」が引き落とされているではありませんか!!

早速、A氏はAdobeのテキストチャットサポートで問い合わせました。
なかなかつながらない電話サポートとは違い、
チャットサポートはすぐにつながって迅速に回答をもらえます。

しかし、今回は違いました。
謝罪も、トラブルの原因の説明もなく、
サポート担当氏が勧めてきたのは
「一旦解約」
「数百円割引するのでもう1年契約しないか」
「そうするなら2か月分を無料にする」
「3か月分を無料にする許可が取れました」
等という代替案で、
「当初のメッセージ通りの料金にする」または
「過剰徴収分を返金する」等の対応は一切なかったとのことです。


テキストチャットでの押し問答の末、
「本社に相談する」
ということになり、メールでのやりとりに移行。
それ以降も
「当初の金額よりも少し割高の料金を払えば
 当初の予定通り7月まで使えるようにする」
等の代替案を送ってくるAdobe。
謝罪等はなく、
正規の料金より安くなっているからいいでしょう
という物言いだったそうです。

A氏はそれには一切応じず、あくまでも当初表示されたメッセージ通りの
7月までトータルで「1万580円」以内の料金への訂正を求めたところ
3回目のメールのやり取りでようやく
「追加料金なしで7月まで利用可(1万580円よりも少し割安に)」
との返答がもらえたとのことです。

しかも、そもそもの原因はAdobe側のシステムの不具合によるもので
A氏には責任はないとのことでした。


同様のトラブル事例は2016年の6月から


Webで検索してみると、
同様のトラブル事例は昨年2016年の6月からあるようです。




今月(2017年1月)の時点で
「この不具合の修正依頼をしているところです」という
回答がAdobeからありましたので、
Adobeはシステム不具合を認識していながら、
少なくとも8か月間も放置していることになります。

つまり、同様のトラブルが他にも数多くあると仮定すれば、Adobe社は現状では
解約しようとした人の画面に「お得なキャンペーンの案内」を表示し、
解約を防いだあとで、わざと割高の料金を引き落とす。
気づかない人からは、そのまま割高の料金を徴収。
問い合わせしてきた人には口八丁で当初のキャンペーン案内よりも高い料金で合意させる
……という行為をしているということになります。
A氏は「気づいて」「問い合わせた」からよかったが、
気づいていない人は高額の料金を支払わされているということです。

「安い料金で利用できるというメッセージを出しておきながら
 割高の料金を勝手に徴収する」
というのは詐欺行為にあたるでしょうし、
「安い料金で利用できるというメッセージを自ら出しておきながら
 『これが精一杯』等と偽って
 それよりも割高の料金を執拗に提案して合意させる」
ような行為があれば、それも詐欺まがいの行為といわれても
仕方がないでしょう。


引き落とし額に不審点があったらすぐに問い合わせを

Adobe Cloudを契約している皆さんには、
すぐにAdobe Croudの管理画面にログインして
支払状況を確認することをおすすめします。

  • 右上のユーザー名
  • 「アカウント管理」
  • 「プランを管理」

の順にクリックすれば、支払履歴が表示されます。

「キャンペーン価格を利用していたはずなのに
高い金額が引き落とされている」
という方は、すぐにチャットサポートで問い合わせましょう。

あの手この手で割高の代替案を提示されますが
「当初の料金通りで」
と言い続けていれば、最後にはその通りにしてもらえます。


Adobeは体質改善を、問い合わせのない人にも返金を

せっかくすばらしいアプリケーションを作っている会社だというのに、
このような大会社とは思えないような商法やサポート対応を耳にすると
ゲンナリしてしまいますね。

多くのユーザーあってこその会社だということを認識し、
二度とこのようなトラブルがないように
会社の体質やサポート体制を改善していって
もらいたいものだと切に願います。

あこぎなテクニックでユーザーから金をむしり取るのではなく、
「有用なアプリケーションを提供する対価」として
正々堂々と商品を販売する会社になってもらえたらと思います
(そもそも、現在の月額利用料金がアプリケーションを利用する対価としては
 割高だから、キャンペーンを行わないとユーザーが集まらない状況に
 なってしまっているのではないでしょうか)。

Adobeは最低限、
今回と同様のトラブルに遭っている人を内部調査で全員洗い出し、
「キャンペーン価格で契約したのにもかかわらず
 高額な料金を引き落としてしまっている人全員に対して
 『問い合わせの有無にかかわらず』返金等の埋め合わせを行う」
という能動的な行動を率先してとれないのであれば
信用を失ってしまう結果になってもいたし方ないと思います。

実際に、A氏は「Adobeとは二度と契約したくない」と言っています。

今後も動向を見守ります。


2017.1.29追記

その後、A氏の元にAdobeのカスタマーサポートから謝罪のメールが届いたそうです。
「改善に取り組むべき最重要課題」として
「スタッフへの再教育」「担当部門への上申」を行うとのこと。

少なくとも8か月間放置されていた問題が
今回の件を気にきちんと改善されるのか、
それとも結局放置されるのか。
しっかりと見届けたいです。

……と思いましたが、再度キャンペーンでの契約をしない限り
改善されたかどうかを知るすべはないので、
Adobeには改善点を正式にアナウンスしてもらいたいものですね。




関連記事

2017年1月21日土曜日

新機能チェックに役立つ「Illustrator CC2017 メニュー項目一覧」



Illustratorのメニュー項目一覧(Illustrator CC2017 対応版)を作成しました。

前回の一覧表の公開は「CC2015.2」のリリース時でしたので、今回の一覧表では「CC2017の新機能・強化機能」の他、「CC2015.3の新機能・強化機能」「前回未掲載のCC2015.2の新機能・強化機能」もあわせて盛り込んであります。

新機能チェックなどにお役立てください。


メニュー項目一覧の表示

使いかた

  • 上部のタブをクリックすると、別のメニューに切り替えられます。
  • 各欄の説明は一番右の[※使い方]に記載してあります。
  • 「バージョンCC2015.2」以降の新機能には[NEW]マークがついています。
  • 「バージョンCC17.1」以降で機能アップした箇所には[UP]マーク(CC2015.2以降のUPは赤、それ以前のUPは紫)が付いています。
  • →『Illustrator CC2015+CC パーフェクトマスター』の詳細はこちら


細かな強化アップ項目の掲載漏れがあるかもしれません。判明次第追加していきますので、定期的にご来訪ください。
また、お気づきの点がありましたらコメントやSNS等でご一報お願いします^^


このページの更新履歴

関連記事

2017年1月18日水曜日

そもそもIllustrator「CC2017」とは何なのかという話

※この記事は、過去記事の「そもそもIllustrator『***』とは何なのかという話」を、新バージョンの「CC2017」にあわせてリライトし、最新情報を追加したものです。
↑Illustrator CC2017の起動時に表示される画面。
最近は「病気」「鬱」といった感じの絵が定番だったが
ようやく病気が快方に向かった様子

↑画面の左部分でリリース番号が確認できる

バージョン番号は、
[Illustrator](Winでは[ヘルプ])→[Illustratorについて...]
を選択すると表示できる(上図の左下)。


 このブログをたまたま開いてくださった方の中には、「そもそもCC2017とは何なのか?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。そこで、Illustratorとバージョン表記についてかんたんにまとめました。



「Adobe Illustrator」とは?

 Illustratorはプロからアマチュアまで、世界で最も多くの人に利用されている「ドロー系画像編集ソフト」です。パスと呼ばれる線でイラストや図を描画し、劣化なしで自在に拡大、回転、装飾を行えるのが、ドローソフトならではの大きな魅力です。



「Adobe Illustrator CC 2017」とは?

 Illustratorは年々バージョンアップを繰り返し、その都度便利な新機能が追加されてきました。バージョン17からはブランド名がCS(Creative Suite)からCC(Creative Cloud)に変更され、インターネット経由でデータをダウンロードすればすぐに使えるアプリケーションとして生まれ変わりました。


 そのIllustratorの最新版が「Adobe Illustrator CC 2017」です。当サイトではこの最新版のことを略して「CC2017」と表記しています。



歴代バージョンとおもな新機能は表で確認すればわかりやすい

 Illustratorの歴代バージョン(バージョン7以降)の一覧おもな新機能を以下の表にまとめました。





「CC 2015.3」からリリース番号とバージョン番号のルールがぐちゃぐちゃに

「CC2015.2」までは、
「CC2015.2」という表記は「ブランド名」「リリース年度」「バージョン番号の小数点第一位(ない場合は省略)」の3つを組み合わせた名称(「CC2015.2」はIllustratorのバージョン番号で表すと「バージョン19.2」
……という説明があてはまっていたのですが、CC2015.3では、リリース年度はそもそも「2016」年だし、バージョン番号は「20」となっていて、これまでのルールがまるであてはまらなくなってしまいました。

 おそらく、「本当はCC2016にしたかったが、大々的にメジャーアップデートを謳うほどの目玉機能を追加できなかったからCC2015.3という呼称にした」ということなのでしょうが、それならば内部バージョン番号も「20」ではなく「19.3」にしてくれたらスッキリしたのに……と思います。

↑Illustratorのバージョン番号はメニューから
[ヘルプ]→[システム情報...]を選択して表示することもできる


おさえておきたいポイントは?

  • 「CC17」と「CC17.1」は「Illustrator CC」、「CC2014」と「CC2014.1」は「Illustrator CC 2014」、「CC2015」と「CC2015.1」と「CC2015.2」は「Illustrator CC 2015」、「CC2015.3」は「Illustrator CC 2015.3」、「CC2017」は「Illustrator CC 2017」という名前の別のアプリケーションとして同時に起動できる(起動時に大きく表示される名称はどれも「Illustrator CC」)。


  • 「CC2015.3」という名称だけを見ると「2015年3月にリリースされたバージョンかな?」と思ってしまいがちだが、実際には「2016年6月にリリースされたバージョン」
  • 単に「バージョンCC」と呼ぶと、「バージョン17」のことなのか、「バージョン17以降のCCブランド全体」のことなのか、「CC2016.3等の特定のバージョン」を表しているのかがわかりづらいので注意が必要。


 CS6までのパッケージ販売時代は、バージョンアップの際に料金がかかることもあり、ユーザーによって異なるバージョンで作業が行われるのが普通でした。
 しかし、現在はIllustrator CCのユーザーならば誰でも常に最新バージョンを使えるようになり、最新機能の習得がいち早く求められる時代になりました。

 このブログがその一助になればうれしいです^^


【お知らせ】これらの新機能や従来の機能を徹底解説した書籍です

電子書籍『Illustrator CC2015+CC パーフェクトマスター』
は、
CC17.1〜CC2015の新機能を詳細に解説した『Illustrator CC2015 パーフェクトマスター』と、
CC17の全機能を詳細に解説した『Illustrator CC パーフェクトマスター』の2冊が一緒になったIllustrator解説書の決定版です。

1000ページ超のボリュームで全機能を解説した完全版。
コストパフォーマンスの高い書籍になっております。

CC2015.2以降の新機能は、当ブログの記事で補足解説を行う予定です^^

この記事の更新履歴

  • 2017/1/18:公開。

関連記事

2016年12月27日火曜日

いろいろメモできるシンプル方眼カレンダーPDF【2017年2月上〜3月中】


PDFのダウンロード

上記のリンクをクリックするとPDFを表示・ダウンロードできます。


祝日のタブ配置を早くも断念

前回、カレンダーを新しく作成した際には、

「今年のカレンダーは、テキストをすべてタブで配置して
 位置が自動で揃うように!」

……ともくろんだのですが、「建国記念の日」が
うまく配置できず、早くも断念しました。

今年のカレンダーはマス目があるので、
手作業でも思い通りの位置にテキストが配置しやすいので
まぁよしとします^^;


このカレンダーPDFについて

そのままA4用紙に印刷するもよし、改造してから印刷するもよし。
ご自由にお使いください。
[ファイル]→[配置...]で、適当なイラストをして飾ってみると
オリジナルのカレンダーになって楽しいですよ^^

「w1」等は、その日がその年の何週目かを、
「d50」等は、その日がその年の何日目かを表しています。
祝日名の頭の丸数字は、それがその年の何番目の祝日かを表しています。



次回は3月下旬〜4月のカレンダーをお届けする予定です。


関連記事1

関連記事2……カレンダー(2015年版)の作成・改造手順




この記事の更新履歴

  • 2016/12/27:公開。
gat

2016年12月9日金曜日

いろいろメモできるシンプル方眼カレンダーPDF【2017年1月〜2月初】


PDFのダウンロード

新しいデザインで2017年のカレンダーを作ったので公開します。
上記のリンクをクリックするとPDFを表示・ダウンロードできます。


2017年のカレンダーPDFは「縦向き」「方眼」に!

カレンダーには
「家族それぞれの予定」
「仕事、遊びの予定」
「ペットの餌あげ状況」など、
さまざまな種類の予定が書き込まれます。

それぞれの予定は、
日付の枠内の決まった位置に書き込むようにすれば、
「仕事」などの接頭語句を省いても意味が伝わるようになるので便利。

そのためには、
「日付の枠内が方眼で区切られていたら便利では?」
と思ったので、2017年のカレンダーは方眼方式にすることにしました。

縦型にすることで1日に4行の予定を書き込めるようになっているので、
例えば4人家族でそれぞれの行を使用すると言った使い方もできます。

日付も大きくなって見やすくなったカレンダーを
よかったら使ってみてください。

この方眼カレンダーを作成する手順は、
後ほどこのブログで公開予定です。
日付等はタブを使って配置してあるので、内容の改変も楽になりました。


このカレンダーPDFについて

そのままA4用紙に印刷するもよし、改造してから印刷するもよし。
ご自由にお使いください。
[ファイル]→[配置...]で、適当なイラストをして飾ってみると
オリジナルのカレンダーになって楽しいですよ^^

「w1」等は、その日がその年の何週目かを、
「d35」等は、その日がその年の何日目かを表しています。
祝日名の頭の丸数字は、それがその年の何番目の祝日かを表しています。



次回は2月〜3月前半のカレンダーをお届けする予定です。


カレンダー(2015年版)の作成・改造手順


関連記事



この記事の更新履歴

  • 2016/12/9:公開。
gat