2016年7月26日火曜日

いろいろ書き込めるシンプルなカレンダーPDF改良版【2016年36〜42週】(8/29〜10/16分)



PDFのダウンロード

 「色々と書き込めるシンプルカレンダーPDF」の最新版を作ったので公開します。上記のリンクをクリックするとPDFを表示・ダウンロードできます。


3つの祝日がある行楽シーズン

 今回の期間中にある3つの祝日のうち、「敬老の日」と「体育の日」は名前だけでどんな日かわかります。「秋分の日」はもちろん昼と夜の長さが同じになる日ですが、祝日としての意義は「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」とのことです。古代の昔から行われていた「豊作を祝う自然信仰」の儀式が、「祖先の霊を山へと送る」という意義を持っていたことがもともとの由来だそうです。




 シンプルさはそのままに、昨年我が家でも実際に使ってみたうえでの不満点を解消できるように、様々な改良を加えてあります。→1月〜2月中旬までのカレンダーと改良点の詳細はこちら

 そのまま印刷するもよし、改造してから印刷するもよし。ご自由にお使いください。
 [ファイル]→[配置...]で、適当なイラストをして飾ってみるとオリジナルのカレンダーになって楽しいですよ^^

 次回は43週目〜のカレンダーをお届けする予定です。


カレンダーの作成・改造手順


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この記事の更新履歴

  • 2016/7/26:公開。

2016年7月1日金曜日

そもそもIllustrator「CC2015.3」とは何なのかという話

※この記事の内容は公開当時のものです。新しい情報は、最新バージョンにあわせてこの記事をリライトした記事をご覧ください。
※この記事は、過去記事の「そもそもIllustrator『CC2015.2』とは何なのかという話」を、新バージョンの「CC2015.3」にあわせてリライトし、最新情報を追加したものです。

↑Illustrator CC2015.3の起動時に表示される画面。
顔色は回復したものの「病気」「鬱」といった
ここ最近のこの画面の流行はしっかり踏襲

↑画面の左下でリリース番号が確認できる

現在使っているバージョンは、
[Illustrator](Winでは[ヘルプ])→[Illustratorについて...]
を選択すると表示できる。あれ? 何か違和感が!?


 このブログをたまたま開いてくださった方の中には、「そもそもCC2015とは何なのか?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。そこで、Illustratorとバージョン表記についてかんたんにまとめました。



「Adobe Illustrator」とは?

 Illustratorはプロからアマチュアまで、世界で最も多くの人に利用されている「ドロー系画像編集ソフト」です。パスと呼ばれる線でイラストや図を描画し、劣化なしで自在に拡大、回転、装飾を行えるのが、ドローソフトならではの大きな魅力です。



「Adobe Illustrator CC 2015.3」とは?

 Illustratorは年々バージョンアップを繰り返し、その都度便利な新機能が追加されてきました。バージョン17からはブランド名がCS(Creative Suite)からCC(Creative Cloud)に変更され、インターネット経由でデータをダウンロードすればすぐに使えるアプリケーションとして生まれ変わりました。


 そのIllustratorの最新版が「Adobe Illustrator CC 2015.3」です。当サイトではこの最新版のことを略して「CC2015.3」と表記しています。



歴代バージョンとおもな新機能は表で確認すればわかりやすい

 Illustratorの歴代バージョン(バージョン7以降)の一覧おもな新機能を以下の表にまとめました。





「CC 2015.3」からリリース番号とバージョン番号のルールがぐちゃぐちゃに

「CC2015.2」までは、
「CC2015.2」という表記は「ブランド名」「リリース年度」「バージョン番号の小数点第一位(ない場合は省略)」の3つを組み合わせた名称(「CC2015.2」はIllustratorのバージョン番号で表すと「バージョン19.2」
……という説明があてはまっていたのですが、CC2015.3では、リリース年度はそもそも「2016」年だし、バージョン番号は「20」となっていて、これまでのルールがまるであてはまらなくなってしまいました。

 おそらく、「本当はCC2016にしたかったが、大々的にメジャーアップデートを謳うほどの目玉機能を追加できなかったからCC2015.3という呼称にした」ということなのでしょうが、それならば内部バージョン番号も「20」ではなく「19.3」にしてくれたらスッキリしたのに……と思います。

↑Illustratorのバージョン番号はメニューから
[ヘルプ]→[システム情報...]を選択して表示することもできる



おさえておきたいポイントは?

  • 「CC17」と「CC17.1」は「Illustrator CC」、「CC2014」と「CC2014.1」は「Illustrator CC 2014」、「CC2015」と「CC2015.1」と「CC2015.2」は「Illustrator CC 2015」、「CC2015.3」は「Illustrator CC 2015.3」という名前の別のアプリケーションとして同時に起動できる(起動時に大きく表示される名称はどれも「Illustrator CC」)。
    CC2015.2CC2015.3は同じマシンに別々にインストールして
    同時に起動できる。左のアイコンCC2015.2

    右のアイコンCC2015.3
  • 「CC2015.3」という名称だけを見ると「2015年3月にリリースされたバージョンかな?」と思ってしまいがちだが、実際には「2016年6月にリリースされたバージョン」
  • 単に「バージョンCC」と呼ぶと、「バージョン17」のことなのか、「バージョン17以降のCCブランド全体」のことなのか、「CC2016.3等の特定のバージョン」を表しているのかがわかりづらいので注意が必要。


 CS6までのパッケージ販売時代は、バージョンアップの際に料金がかかることもあり、ユーザーによって異なるバージョンで作業が行われるのが普通でした。
 しかし、現在はIllustrator CCのユーザーならば誰でも常に最新バージョンを使えるようになり、最新機能の習得がいち早く求められる時代になりました。

 このブログがその一助になればうれしいです^^


【お知らせ】これらの新機能や従来の機能を徹底解説した書籍です

電子書籍『Illustrator CC2015+CC パーフェクトマスター』
は、
CC17.1〜CC2015の新機能を詳細に解説した『Illustrator CC2015 パーフェクトマスター』と、
CC17の全機能を詳細に解説した『Illustrator CC パーフェクトマスター』の2冊が一緒になったIllustrator解説書の決定版です。

1000ページ超のボリュームで全機能を解説した完全版。
コストパフォーマンスの高い書籍になっております。

CC2015.2以降の新機能は、当ブログの記事で補足解説を行う予定ですので、安心してお買い求めください^^

この記事の更新履歴

  • 2016/7/1:公開。

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2016年6月22日水曜日

いろいろ書き込めるシンプルなカレンダーPDF改良版【2016年29〜35週】(7/11〜8/28分)


PDFのダウンロード

 「色々と書き込めるシンプルカレンダーPDF」の最新版を作ったので公開します。上記のリンクをクリックするとPDFを表示・ダウンロードできます。


「海の日」と「山の日」が初の揃い踏み

 今回のカレンダーには、今年9番目と10番目の国民の祝日「海の日」と「山の日」が揃い踏みしました。
 特に「山の日」は今年から初お目見えの新しい祝日。子供や学生は「どうせ夏休みだから意味ない」とあまりありがたがられていないようですが、この祝日が1日加わっただけでお盆休みが取りやすくなるといった会社員も多いようなので、どういう効果になるか注目ですね。ちなみに筆者はフリーランスなのでまったく関係ありません。

 しかし、夏休みやお盆休みにレジャーが集中する日本の現状(=混んでるところに高い金を払っていかなければいけない)はなんとか改善しないものでしょうか。皆が好きな時期に長期有給休暇を取れるような社会になったとしても、子供の学校のスケジュールはなかなか動かせないので子連れでの家族旅行はどうしても夏休みに集中してしまうのが難しいところですよね……。




 シンプルさはそのままに、昨年我が家でも実際に使ってみたうえでの不満点を解消できるように、様々な改良を加えてあります。→1月〜2月中旬までのカレンダーと改良点の詳細はこちら

 そのまま印刷するもよし、改造してから印刷するもよし。ご自由にお使いください。
 [ファイル]→[配置...]で、適当なイラストをして飾ってみるとオリジナルのカレンダーになって楽しいですよ^^

 次回は36週目〜のカレンダーをお届けする予定です。


カレンダーの作成・改造手順


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  • 2016/4/6:公開。

2016年6月3日金曜日

直線ツールで直線をライブ編集する【Illustrator CC2015.2新機能】

 Illustrator CC2015.2の新機能解説、今回は、直線ツール等を使って直線を編集する方法をお届けします。



[1-1] 直線ツールに新しく加わったライブ編集機能

 バージョンCC2015.2から、直線ツールをはじめとしたライブ図形を扱えるツール類すべて(下記Memo(1)参照)で直線(下記Memo(2)参照)を編集できるようになりました。
 この編集操作をライブ編集と呼びます。選択ツール類回転ツールに切り替えることなく編集が行えるため、作業時間を短縮できるのが利点です。



  • Memo(1): ライブ編集操作は、下記のツールの選択時に行えます。
    • 直線ツール
    • 長方形ツール
    • 角丸長方形ツール
    • 楕円形ツール
    • 多角形ツール
    • Shaperツール
  • Memo(2): ライブ編集操作を行える直線は、直線ツールまたはShaperツールを使って描いた直線に限ります。


[1-2] 直線の長さと角度を変更する



●スマートガイド機能と併用するとさらに便利
 スマートガイド機能を有効にしておけば、直線の端点をドラッグした際に、下図の技を使用できます。


[1-3] 直線を回転する



●スマートガイド機能と併用するとさらに便利


●ガイド線を一時的に消したり継続表示させたりする




 次回はライブ楕円形機能についての記事をお届けする予定です^^
 ブログで公開前の記事をFacebookページに掲載しますのでそちらもどうぞ!


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  • 2016/6/3:公開。

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2016年5月19日木曜日

「線のプロパティ」欄で使える技あれこれ(変形パネルでライブ直線)【Illustrator CC2015.2新機能】

 Illustrator CC2015.2の新機能解説、今回は、変形パネルに新たに追加されたライブ直線関連機能の応用技と補足情報をお届けします。前回の基本情報に関する記事を未読の方は、まずはそちらからご一読ください^^



ライブ直線を変形する際の基準はどこになる?


「線のプロパティ」欄で使えるショートカットキー

 「線の長さ」または「線の角度」の欄内を入力待ちにした状態でキーボードの[↑][↓]キーを押すと下表の通りに値を増減できます。


●上記の技を利用して直線をいくつも回転コピーした図形を描いた例

複数の直線をまとめて変形する

 「線のプロパティ」欄を利用すれば、複数の線の長さや角度をまとめて変更することもできます。

複数の直線の長さをまとめて変更する

複数の直線の角度をまとめて変更する

「線のプロパティ」欄を利用するときは予定外の線幅の変化に注意!

 「線の長さ」欄を利用して線の長さを変更すると、線幅が変わってしまうことがあります。これは、オブジェクト全体を拡大・縮小している扱いになるためです。
 線幅を常に一定に保ちたいときは[S][enter]の順にキーを押して拡大・縮小ダイアログボックスを表示し、「線幅と効果を拡大縮小」のチェックを外しておきます。



 次回は直線ツールで利用できるライブ直線機能についての記事をお届けする予定です^^
 ブログで公開前の記事をFacebookページに掲載中ですのでそちらもどうぞ!


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  • 2016/5/19:公開。

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2016年4月20日水曜日

直線の長さと角度を数値入力で変更する(変形パネルでライブ直線)【Illustrator CC2015.2新機能】

 Illustrator CC2015.2の新機能解説、今回は、変形パネルに新たに追加されたライブ直線関連機能についての基本情報をお届けします。



変形パネルに新規追加された「線のプロパティ」欄とは?

 バージョンCC2015.2から、直線ツールShaperツールで描いた直線を選択しているときのみ、変形パネル「線のプロパティ」欄が表示され、線の長さ角度を数値で指定できるようになりました。

●選択する対象物によって変形パネルの表示が変わる

数値入力で線の長さと角度を変更する


「線のプロパティ」欄・各部の名称




 次回は変形パネル内のライブ直線機能についての補足と応用記事をお届けする予定です^^
 ブログで公開前の記事をFacebookページに掲載しますのでそちらもどうぞ!


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  • 2016/4/21:公開時には本稿は「『ライブ直線』機能の基本」を紹介する記事という位置付けで記述しておりましたが、実際には変形パネル内の機能にしか言及しておりませんでしたので「変形パネル内の『ライブ直線』機能の基本」を紹介する記事としての記述に文面の一部を改めました。「直線ツール等で利用できる『ライブ直線』機能」についての解説は、別記事で行います。
  • 2016/4/20:公開。

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2016年4月17日日曜日

3つの選択モードをいったりきたりする方法まとめ(Shaperツール)【Illustrator CC2015.2新機能】

 Illustrator CC2015.2の新機能解説、今回は、前回紹介したShaperツール3つの選択モードに関する補足記事をお届けします。



Shaperツールの3つの選択モードを行き来する方法まとめ

 Shaperツールをで利用できる3つの選択モードを相互に切り替える方法を、下の図aにまとめました。


 上の図aのうち、たとえば左上の「面をゆっくり2回クリック」という操作は「面の選択モード」に入るために用意された専用の操作方法ではなく、1回目のクリックでいったん「全体選択モード」に入り、2回目のクリックで「面の選択モード」に入るという流れをまとめて記しただけに過ぎません。
 この類の重複した操作を省略し、よりシンプルに作図したのが下記の図bです。好きな方の図を選んで、理解にお役立てください。





 Shaperツールの解説は今回で終了。次回は別の新機能についての記事をお届けする予定です^^
 ブログで公開前の記事をFacebookページに掲載しますのでそちらもどうぞ!


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  • 2016/4/17:公開。

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